ねじまき柴犬のドッグブレス -ぐるぐるとほわほわ-
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小説

王妃のための失われた王国9-奇跡の時間-

「まあ座れよ。本当によく来てくれたね。まずは乾杯しよう。」そう言ってアリゼは僕に木を丸く削って作った器に白濁色の酒を注いで渡してくれた。「これは例のお酒かな?」「そうだよ。バハリが作った自家製の酒だ。といっても実際は君が考えたものだけどね。...
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王妃のための失われた王国8-アリゼのお誘い-

美穂に王妃の物語を話してから、僕は自分が何故、それを書こうとしていたのか考え込むようになっていた。そして悩んだ末、この物語についてはしばらくの間、凍結することにした。美穂もそんな僕の様子を感じ取ったのか、あれから物語の続きを聞きたいとは言い...
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王妃のための失われた王国7-王妃の旅と方程式-

「こうして王妃は以前の国王との思いがけず再会を果たした。そして死んでしまったと思っていた息子達がまだ生きていることを知り、どうしても会いたくなってしまったんだ。」 「んー今更会ってどうするのかしら?それぞれに家族がいて新しい暮らしをしている...
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王妃のための失われた王国6-前王との再会-

その時、iPhoneの液晶には21:42と表示されていた。ここまで話して、ようやく物語の背景が見えてきた気がしていた。「こうして王妃の生まれ故郷への航海が始まった。乗っていた船は最新型で、とても快適だった。大波が来ても揺れが少ないように設計...
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王妃のための失われた王国5-王妃の苛立ち-

「さて、これから一気に10年歳月が流れる。王妃とそれを取り巻く環境も大きく変わる。」美穂が戻ってくると僕は話を再開した。「10年経つと王子も颯太よりちょっと上くらいの年齢になるわよね。王妃はアラフォーに差し掛かったくらいかしら。」「大体、そ...
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王妃のための失われた王国4-王子の誕生-

成り行き上、美穂に物語の続きを話さなければならなくなったので、僕は途方に暮れていた。さてどうしよう?まずは昨日見た夢の前説、背景となる物語が必要だった。その時、iPhoneの液晶には20:20と表示されていた。残念ながら話をする時間はまだ充...
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王妃のための失われた王国3-美穂のきまぐれ?-

久しぶりにやんちゃな王子の夢を見て、僕は少なからず驚いた。物語は兄とのエピソードで終わりだと思っていたがどうやらまだ続きがあったらしい。夢で見たストーリーの背景に一体何があるのか?僕は仕事中に同僚の呼びかけにも上の空で、その事をずっと考え続...
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王妃のための失われた王国2-謎の黒船-

その夜、僕は久しぶりにやんちゃな王子の夢を見た。それはアリゼがちょうど、島の監視員の仕事に就いて兄との再開を果たした頃の話だった。 アリゼは思いがけず兄との再開を果たした後も、島で海の監視員の仕事を続けていた。その日もいつものように入り江に...
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王妃のための失われた王国1-母-

時間はすでに17時を過ぎていたが、母と妻の美穂の話は尽きる事がなかった。僕からすれば、どうでもいい話を延々と続けている。颯汰はお菓子をたくさん食べて、お小遣いも貰って初めのうちはご機嫌だったがいい加減、退屈してきたようだった。僕は早く家に帰...
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やんちゃな王子の物語-原型-

柴犬です🐶、こんにちは。やんちゃな王子の物語が外伝までようやく終わり、ホッとしています。ご一読いただいた皆様、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございました。(_ _)それにしても疲れました...(T_T)小説は年2回くらい書ければ上...
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やんちゃな王子のための失われた王国 外伝 最終話-物語の持つ力-

僕は食事はそこそこに、浴室へ向かいながら物語の締めくくりを思い描いていた。それは偉大なる豪商、イルファンのその後の命運についてだ。 目を開くと、そこには見知らぬ萱葺き屋根の天井があった。さっきまで弟のヒースの叫び声のようなものが聞こえていた...
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やんちゃな王子のための失われた王国 外伝5-戦友-

電話をかけると、意外な事に2.3コールであっさりと兄の声が聞こえた。「よう、シュン。久しぶりだな。どうしたんだ?何かあったのか?」「何かあったのかじゃないよ。さっき、母さんから留守電が入っていた。マサ兄が交通事故にあったって。怪我の具合はど...
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やんちゃな王子のための失われた王国 外伝4-祈り-

それから、アリゼが兄の船が座礁した件を口にする事は一切無かった。海が穏やかな日は漁に出かけ、帰ってからは畑仕事に黙々と精を出し何事もなかったかのように日々を過ごした。アイニにもお話を読んで聞かせたり、散歩に連れて行ったりしていつも通り面倒も...
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やんちゃな王子のための失われた王国 外伝3-難破-

アリゼはうつ伏せになって、月明かりを頼りに兄からの手紙を何度も繰り返し読み返したが、やがて手紙を地面に放って仰向けになって泣いた。『何でだよ?何で兄さんが俺なんかに嫉妬なんかしなきゃならないんだ。兄さんみたいになりたかったのは俺なのに…。』...
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やんちゃな王子のための失われた王国 外伝2-兄からの手紙-

アリゼの家に招かれたイルファンは、和やかな雰囲気に包まれ楽しい一時を過ごしていた。食事はルイカが腕を振るった。食卓には自家農園の採れたての野菜を煮込んだシチューと新鮮な焼き魚、小麦粉をこねて竈でふっくらと焼いたナンのようなものが出された。そ...
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やんちゃな王子のための失われた王国 外伝1-兄、再び-

颯太にやんちゃな王子の話をしてから、数週間が過ぎた。僕は美穂に言われた事を意識して、折りをみて自分から颯太に話しかけるようになっていた。といっても、ぎこちなくなって何を言いたいのか解らなくなり颯太がきょとんとしていることがも多かったので、妻...
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やんちゃな王子のための失われた王国 11-王子と父親-

僕は無意識のうちにリビングを出て行く美穂に対して深々とお辞儀をしていた。それから寝室に行って寝そべってみたが、思った通り睡魔はなかなか訪れなかった。それは僕自身が、この物語の結末に終止符を打てていなかったからだろう。きっと僕も王子と同じよう...
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やんちゃな王子のための失われた王国 10-美穂とルイカ-

シャワーを浴びながら僕はずっと、このもう一つの物語の事を考えていた。考えたくもない話だったが、頭の中に勝手に浮かび上がってくるストーリーは、これが真実だと言わんばかりに僕の頭の中を支配していった。次は最後のルイカとのやりとりだ。 兄に会った...
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やんちゃな王子のための失われた王国 9-真実-

iPhoneの液晶には23:05と表示されていた。美穂からメッセージが来ていなかったので、まだ帰ってくるまでには時間がかかりそうだった。僕は、まだシャワーも浴びていないことに気がついたので、急いで浴室へ向かった。そして、気がつくと無意識のう...
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やんちゃな王子のための失われた王国 8-終結-

「それからアリゼは黒船の船長、つまり本当の兄さんと商売の島の役場で話をした後、夜になってあまり人に知られていない海岸の岩場に行って話をした。初めは二人とも戸惑っていたんだけど、お城での昔話、王宮の庭でのバーベキューの話や、馬車に乗って遠くま...
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やんちゃな王子のための失われた王国 7-兄との再開-

「さて、これから一気に10年後の月日が流れる。いよいよお話も終盤だ。アリゼは18才になり島の役場のような所につとめるようになっていた。」 「それはいわゆる島のコウムインみたいなもの?どんなお仕事をしていたの?」「海の警察みたいなお仕事だった...
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やんちゃな王子のための失われた王国 6-ルイカ-

「さて、いよいよ、島での新しい生活が始まるよ。これからは少し大人になったアリゼの物語だ。島に着くとバハリはアリゼに商売で仕入れたたくさんの荷物を持たせて、バハリの家まで連れて行ったんだ。家はとても山深いところにあって、炎天下の中、延々と歩い...
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やんちゃな王子のための失われた王国 5-過去との決別-

その時、iPhoneの液晶には21:35と表示されていた。さすがに颯太はあくびをしたりして眠そうだったが、僕は颯太に「続きは明日にしよう」と言う気持ちにはどうしてもなれなかった。それは作り手の僕自身がいつの間にか、この物語の虜になっていたか...
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やんちゃな王子のための失われた王国 4-船長との出会い-

「パパ、そこまで話して終わりはないよ。続きが気になって眠れないよ。全然眠くないから、続きを聞かせて。」颯太がそう言ったので、僕も「さて、これからどうしよう?」と思いながらも話を続けることにした。 「お城の人達が王子がいなくなったのに気づいた...
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やんちゃな王子のための失われた王国 3-王子の逃亡-

そこまで話をしたところで、僕のiPhoneの着信音が鳴った。画面を見ると美穂からの電話だった。僕は颯太に「ママから電話なんだ、ちょっと待っててね。」と言って話を中断して部屋の外に出た。 「もしもし、美穂だけど、もう家に帰ってきてるわよね?颯...
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やんちゃな王子のための失われた王国 2-王の追放-

「昔々、遠くて広い海を渡った所にそれはそれは小さな王国があったんだ。お城は大きくて立派だったんだけどその国の土地は、お城のてっぺんから見下ろすと国境が四方に見渡せるくらいの広さしかなかったんだ。」僕は、ストーリを思い浮かべながらたどたどしく...
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やんちゃな王子のための失われた王国 1-颯太(そうた)-

「ねえ、パパ、今日はどうしても眠れないんだよ。何かお話をして。」突然、颯太にそう言われて僕は困惑した。最近、颯太は典型的なママっ子で妻にべったりだったから僕は二人っきりで会話らしい会話をしたことがなかったからだ。しかもいつもは一人になると部...
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ハートに火を点けて 後書きのようなもの 2023/6/26

柴犬です。こんばんは。ようやく長編小説を書き終えたので偉そーですが、後書きのような物を書かせていただきます。(_ _)とりあえず書き終わってようやく解放されたという感じがしてます。なにしろ小説を書いている間は、毎日変な夢ばかり見て、まともに...
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ハートに火を点けて 15 2030/4/7 エピローグ

・2030年4月7日(日)エピローグ 4月になってから僕は久しぶりに新宿御苑に行った。しばらくの間、新宿方面に足を向けるのは怖くて避けていたが、初夏を感じさせる清々しい気候にも誘われ、何故だが急に行ってみたくなった。今、僕はハローワークでプ...
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ハートに火を点けて 14 2030/2/9 終結

・2030年2月9日(土) 終結 施設から脱出した僕たちは暗い夜道をとぼとぼと歩き、ようやく歌舞伎町までたどり着いた。近くのコンビニでトイレを借り、体を温めるためホットコーヒーを買ったが、時計を見るとすでに夜中の3時過ぎだった。始発電車まで...
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ハートに火を点けて 13 2030/2/9 脱出

・2030年2月9日(土) 脱出 「ここに外に繋がる扉があります。そこから脱出しましょう。」「そこにキドの分霊箱もある。」「そうです。間違いありません。」彼はそう言って指をパチンと鳴らした。人気のない深夜の中庭にその音はやけに大きく鳴り響い...
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ハートに火を点けて 12 2030/2/9 覚醒

・2030年2月9日(土) 覚醒 「ラクダさん、お待たせしました。」暗闇の中、聞こえてきたのは、ヒラヤマの声だった。彼はペンライトを照らしながら、僕の方へ音を立てないように近づいてきた。ベルボーイの格好はそのままだった。 「お迎えに来ました...
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ハートに火を点けて 11 20XX/X/X サキ再び

・20XX/X/X 気がつくと目の前には青空が広がり、誰かが寝転がっている僕の顔をのぞき込んでいた。「遅くなってごめん、ラクダ。ここの、セキュリティが、超厳しくなってて、な、なかなか来られなかったんだ。」 僕は驚いて飛び起きた。逆光になり初...
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ハートに火を点けて 10 2030/2/8 絶望

・2030年2月8日(金) それからの2週間は、監禁され一歩も部屋から出る事を許されなかった。実際にされた事はなかったが、留置所に拘留されると、こういう気持ちになるのではないかと思った。 食事は1日に3回、虚ろな目つきをしたベルボーイの青年...
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ハートに火を点けて 9 2030/1/26 狂気

・2030年1月26日(土) 翌日早々に、僕は至急キドに会いたいので連絡を取って欲しいとフロントに伝えた。フロントの女性からは、いつもようにとても感じの良い笑顔で「スケジュールを確認しますので部屋でお待ちください。」と言われた。 キドは午後...
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ハートに火を点けて 8 20XX/X/X 人生の夕暮れ

・20XX年X月X日(?) その日、僕は久しぶりにサキの夢を見た。いや本当に夢だったのだろうか?今となっては自信がない。 再び僕は大学の屋上いた。この前の夢の続きのようにも思えたが、屋上には以前の寂れた雰囲気はなく床や手すりが綺麗に舗装され...
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ハートに火を点けて 7 2030/1/25 謎のメッセージ

・2030年1月25日(金) 今日で当初の契約期間である2週間が終わろうとしていた。明日、キドに伝えるつもりでいたが、僕はすでに1週間延長しようと決めていた。ハローワークに行くのはまだ先でよかったし、他に特別な用事もなかったからだ。そして何...
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ハートに火を点けて 6 2030/1/22 喫煙ライフ

・2030年1月22日(火) この施設に来てから早くも10日余りが過ぎた。 キドの言った通り、ここでの生活に一切不自由は無かった。まず建物内の食堂では無料で食事ができた。朝食はバイキング形式、昼夜は日替わりメニューで種類はそれほど多くなかっ...
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ハートに火を点けて 5 2030/1/10 PM 転機

・2030年1月10日(木) PM 建物の中に入ると、すぐにフロントらしきものがあり、ベルボーイのような人間が待機をしていた。僕と男が入るとみな無言でお辞儀をした。まるで高級なビジネスホテルのような雰囲気だったが歓迎のような言葉は無かったの...
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ハートに火を点けて 4 2030/1/10 フレディ

・2030年1月10日(木) 解雇通知を受けてから3日後に僕は失業給付金の申請のため、地元のハローワークまで行った。コロナ渦が収束し世界経済もようやく回復の兆しが見え始めてはいたが、ハローワークは相変わらず大勢の求職者達であふれ、カオスのよ...
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ハートに火を点けて 3 2015年 秋 サキ

・2015年 秋 解雇通知を受けた日の夜、僕がまだ大学に通っていた頃の夢を見た。かれこれ15年も前の事になる。 僕は授業をサボって屋上でiPhoneで音楽を聴きながら煙草を吸っていた。仰向けに寝そべって吸いながら煙を吐くと、青空と煙が重なっ...
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ハートに火を点けて 2 2030/1/7 失業

・2030年1月7日(月) 正月休みが明けてから、すぐに会社から呼び出しがあった。呼ばれた理由はなんとなく想像ができていた。人事部の応接室に行くと案の定、部長の段田がいつものアルマーニのスーツを着て待っていた。駐車場にBMWが停まっていたの...
小説

ハートに火を点けて 1 2029/12/28 痛恨のミス

・2029年12月28日(金) 「さあ、ボッと燃やしてしまおうぜ、タダノ君。時間はまだ十分にある。」 僕の中に残っていた、まだやんちゃだった頃の僕が語りかける。その声に押されてオイルライターのカバーを押し上げると、「カキーン」という反響音と...
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ピース(断片)を探して(最終章)

「うーん、口で説明するのはなかなか難しいわね...。できるかどうかわからないけど試してみるわ。」そう言ってから、彼女は軽く深呼吸をしてゆっくりと僕の手に自分の手を重ねた。小さいけれどとても柔らかく、温かい手が僕の手を包んだ。そして目をつぶっ...
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ピース(断片)を探して(中編2)

乗降客の多い駅に着いたとき、たくさんの人が移動する音とドアから入ってきた寒気で、突然、僕は半覚醒状態から目覚めさせられた。自分が何処にいて何をしていたのか分からなくなっていた。なんとか意識を現実になじませようと、手を何度か開いたり閉じたりし...
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ピース(断片)を探して(中編1)

古ぼけた木材の木目が見える、はっきりと。それはどうやら下駄箱で、僕の名前があるような気がする。湿った木と汗の匂い、3月の冷たい雨が鉄筋の校舎に降り注ぎ、音にならない優しい雨音が聞こえる。遊び疲れたはずの子供達は、なおにぎやかに廊下を駆けてゆ...
小説

ピース(断片)を探して(前編)

これは僕が学生の頃に書いた小説を手直ししたものです。そのため、今の時代にそぐわない表現が多少出てきますが、ご了承ください。(^_^;) 夜の地下鉄というのは、2重の闇に覆われている。トンネルの中は闇。電車が地上に出ても、ネオンサインや天気の...
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短編小説-カカ男の憂鬱-

ちょっと時期が早いですがバレンタインデー向けに以前に書いた小説です。溶かされて型に入れられるチョコレートになった気分でお読みください。(笑)
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短編小説-雪壁のルール-(後編)

ある日、シナプスは意を決したように雪壁を上方に向かって掘り始めた。ある程度掘り進めた所で、ついに雪壁は砕け散り視界が開けた。そこには満天の星空があった。辺り一面には深く雪が降り積もっていたが、誰もそこを歩いた形跡はなかった。水蒸気の結晶が、万華鏡を覗き込んだ時のようにきらきらと空気中を漂い、遠くに湯煙が立っているのが見えた。
小説

短編小説-雪壁のルール-(前編)

「全ての物事の基本は道なんだ。道とは人として踏み行うべきもの、道理だ。道がなくては目的地には到達できない。君は今まで道を作るということがどういうことか、考えたことがあるかい?」シンは黙って首を振った。
小説

夢日記-鉄砲水-

僕は何かの理由で一人旅をしていて、まわりを山に囲まれた盆地のような所にある小さな町のホテルに泊まっていた。そのホテルは湖水の透明度が高い事で知られている湖に面していて、ロビーからはその全体像を見ることができた。というのは、そのホテルが町の風景に似合わない近未来的な構造をしていて、高層ビルと言っていい程の建物の外壁は全て硬質ガラスで作られていたからだ。
カラオケリポート

柴犬のカラオケリポート(9月編)

柴犬です、こんばんは。すっかりご無沙汰のカラオケリポートです。また2ヶ月ぶりになってしまいました。もう最近はほとんど、小説のネタになることしか考えていませんが、ちょっと隙間時間があったので、カラオケに行ってみたりなんかしました。(^^;)今...
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