作りたい女と食べたい女 つくたべ ジェンダーレス 野本さん 春日さん 食べること 食 | ねじまき柴犬のドッグブレス

「つくたべ」って何だったのか?

2024年
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NHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女」を何気なく見ていました。一緒にご飯を作って美味しそうに食べるだけのドラマでしたが、何でそれだけの話なのに、こんなに目が離せないんだろうと不思議に思いながらその世界観に引き込まれていました。

もちろん背景にはジェンダーレスというテーマがあり、野本さん(比嘉愛未さん)と春日さん(西野恵未)のお互いのセンシティブな性格と複雑な家庭環境などがありましたが、僕には最後まで二人のことをとても仲の良い友人同士としてしか見ることができませんでした。

結局、僕が見たかったのは春日さんの豪快な食べっぷりと、それを見て嬉しそうに微笑んでいる野本さんの顔だったのかなと思います。野本さんが春日さんに見とれてついつい食べるのを忘れてしまい、「食べないんですか?」と言われてしまうところなんかはとても「ホワホワ」してしまいましたね。(^^;)食事中にほとんど会話が無いのもよかったです。二人の表情だけで、どんな食レポよりも美味しさが伝わってきました。

春日さんはほとんど喋らず黙々と食べているんですが、途中でちょっとだけ笑みを浮べるんです。それがまた、本当に美味しいんだなって感じさせるんですよね~。野本さんに敬語を使っているところも、とてもしおらしかったです。

数々の名シーンがありましたが、大袈裟に言うと僕は、この二人で食事をしているシーンだけを見たくて、このドラマを見ていた気がします、偏ってますね。(^^;)少しイメージは変わってしまいますが、世界観としては「めぞん一刻」(古っ!)に似ているように思いました。特別な事があるわけではないけれど、癒やされる日常。永遠に続くように思われる限りなく優しい物語でした。

作りたい女と食べたい女
人気漫画「作りたい女と食べたい女」(つくたべ)を原作にドラマ化。 2022年放送の前作(第1回~第10回)につづくシーズン2・全20話(第11回~第30回)。 【ストーリー】 料理が大好きだが、ひとり...

同じマンション、フロアの住人だった事も最適な環境だったと思います。急に会いたくなった時に約束をしていなくても会いに行けるのは最高です。最終回で二人は同居する事になりましたが、個人的には別居していた方が、より新鮮味があったんじゃないかなと思っていますが。

食事中にテレビをつけていない事も良かったです。どうしても雑音になってしまいますよね。僕は離婚した妻との食事中に、常にテレビをつけていましたが(子供の頃からの習慣なんです…)、妻は普段テレビを見ない人だったので、食事中、頻繁に話しかけてきました。僕は会話をしながらも時には生返事になっていたので、今考えるとすごく申し訳無かったなと反省しています。(>_<)

「食」って大事ですね。もちろん生きるために必要な事なんですが、それ以上にコミュニケーションを円滑にして喜びにも癒やしにもなる。特に誰かにご飯を作ってもらった場合には、感謝をこめてよく味わって食べなきゃいけないなと改めて感じました。

ところで今回は「VRおじさんの初恋」について書こうと思ったんですが、まだまだ話が佳境に入ってきたところで結末が見えない状況だったので難しかったです。それとなぜか、「ほなみ」役のアバターではない役者さんのお名前がどこにも公表されていませんでした。よく見かける名脇役、バイプレイヤーの方だと思うのですが、どうしても名前が思い出せませんでした。どうにかして調べようかなと思ってますが。

※書いた後に思い出しました。おそらく鎌倉殿の13人で北条時政役を演じられた坂東彌十郎(ばんどうやじゅうろう)さんです。

最終的には「つくたべ」のようにジェンダーレスの世界に向かうのでしょうか?ネットでネタばれのストーリーが展開されていますが、あえて見ないようにしていますけど(^^;)

それと「VRおじさんの初恋」も「つくたべ」と同じようにウェブコミックが原作だったと知りました。最近のウェブコミックやアニメのレベルは本当に高いと思います。これから活字文化はますます斜陽になっていくんでしょうかね?ましてや自分の書いた小説なんて誰も読んでくれないだろうなと思うと、ちょっと悲しくなりますが、それでも、自分で読んで面白いと思う物を書き続けていくしかないんでしょうね。だって自分が面白いと思わない物を他の人が面白いと思うわけないんですから。

ちょっと話が脱線してしまいましたが、次回こそ「VRおじさんの初恋」について…書けるかな?(^^;)

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