ねじまき柴犬の気ままなつぶやき | ねじまき柴犬の気ままなつぶやき-失いながら生きていく-ぐるぐるとほわほわ-
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小説

ハートに火を点けて 11 20XX/X/X サキ再び

・20XX/X/X気がつくと目の前には青空が広がり、誰かが寝転がっている僕の顔をのぞき込んでいた。「遅くなってごめん、ラクダ。ここの、セキュリティが、超厳しくなってて、な、なかなか来られなかったんだ。」僕は驚いて飛び起きた。逆光になり初めは...
小説

ハートに火を点けて 10 2030/2/8

・2030年2月8日(金)それからの2週間は、監禁され部屋から出る事を許されなかった。実際にされた事はなかったが、留置所に拘留されると、こういう気持ちになるのではないかと思った。食事は1日に3回、虚ろな目つきをしたベルボーイの青年が、部屋に...
小説

ハートに火を点けて 9 2030/1/26

・2030年1月26日(土)翌日、早々に僕は至急キドに会いたいので連絡を取って欲しいとフロントに伝えた。フロントの女性からはいつものとても感じの良い笑顔で「スケジュールを確認しますので部屋でお待ちください。」と言われた。キドは午後になってか...
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ハートに火を点けて 8 20XX/X/X

・20XX年X月X日(?)僕は久しぶりにサキの夢を見た。いや本当に夢だったのだろうか?今となっては自信がない。再び僕は大学の屋上いた。この前の夢の続きのようにも思えたが、以前の寂れた雰囲気はなく床や手すりは綺麗に舗装されていた。時間はすでに...
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