葬送のフリーレン挿入歌比較 オープニング エンディング YOASOBI 勇者 ヨルシカ 晴る milet Anytime Anywhere Evan Call | ねじまき柴犬のドッグブレス

「葬送のフリーレン」の挿入歌を比較してみた。

2024年
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葬送のフリーレン自体について語ろうと思っていましたが、おじさんにはちょっとハードルが高かったです、30年遅いと(^^;)それでも何かしら書きたくて仕方がなかったので、とりあえず挿入歌の比較をしてみました。

アニメ『葬送のフリーレン』公式サイト
毎週金曜よる11時放送!原作: 山田鐘人・アベツカサ(小学館「週刊少年サンデー」連載中)、マンガ賞2021 大賞受賞作が待望のTVアニメ化!“魔王を倒した後の世界”を舞台に繰り広げられる、魔法使いフリ...

今回は第2クールまでのオープニングとエンディング曲、3曲について比較してみました。

・第1クールOP YOASOBI「勇者」
・第2クールOP ヨルシカ「晴る(はる)」
・第1・2クールED milet(ミレイ)「Anytime Anywhere」

YOASOBIの「勇者」はストーリーを忠実にイメージして作られた曲という印象です。元々、YOASOBIは小説を楽曲化するプロジェクトから誕生したユニットなので当たり前なのでしょうが。特にストーリーを細部まで把握しているなと感心したのが下記のフレーズです。

私が一人にならないように
あの旅を思い出せるように
残された目印

YOASOBI「勇者」

この歌詞は勇者ヒンメルが魔王を倒すための冒険の先々で、何度も自分の銅像を建てているシーンを表現しています。一見とてもナルシストな行動ですがヒンメルはその第一の理由として、人間より遙かに長寿なエルフであるフリーレンに対して「君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな…」と語っています。とてもキザな台詞ですが、さりげない思いやりがあり泣かせますね(T_T)、キャラも格好良いですが。YOASOBIはこのエピソードを重要なものと位置づけ、歌詞に取り入れたのかもしれません。

夜遊び 勇者 - Bing
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次にヨルシカ「晴る(はる)」ですが、おとなしめの前半から勢いのあるサビに変わる曲調にとてもメリハリがありました。他にも数曲聴いてみましたが、このパターンが多かったですね。Aメロ、Bメロはひたすら我慢をして抑え続け、サビでこれでもかっていうくらい爆発させる。サビが待ちきれない気分にさせてくれます。

ヨルシカ 晴る - Bing
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それとよくYOASOBIとヨルシカの区別が付かないと話題になっているようですが(自分も勝手にそう思い込んでました…)、全く違いましたね。ストーリーに忠実なYOASOBIに比べて、ヨルシカは核になる部分を取り出しイメージを上手に膨らませることで、自分たち寄りの曲作りをしている気がしました。どちらが良いというわけではありませんが、僕は個人的にはヨルシカ派です。ただ曲に「晴れ」という言葉が入っている曲が多いせいか「夜」のイメージがあまりなかったんです。それで調べてみたら、自身の楽曲「 雲と幽霊」 の 歌詞の一節 が由来となっている事が解りました。なるほど、歌詞の中に「夜しかもう眠れずに」という一節があり納得しました。(^^;)その他、特に気に入っている曲は「又三郎」と「花に亡霊」という曲ですが下記は「花に亡霊」のフレーズです。

言葉をもっと教えて さよならだって教えて
今も見るんだよ 夏に咲いている花に亡霊を
言葉じゃなくて時間を 時間じゃなくて心を
浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく

ヨルシカ「花に亡霊」 

言葉をもっと教えての後に、「言葉じゃなくて時間を 時間じゃなくて心を」と繰り返し否定をしているところが、なんともいえません。それと「浅い呼吸をする」が夏や亡霊のイメージに合っており、とても好きな言葉です。ヨルシカは総じて抽象的で詩的な表現が多い気がしました。

最後にmilet(ミレイ)さんの「Anytime Anywhere」ですが、この曲ついては何も言うことはありません。ミドルボイス(地声に裏声を混ぜた歌声)にエッジまで効かせて、あれだけの低音から高音まで歌えている人はそうそういないんじゃないでしょうか。とても温かみがあり、透明感もあるけれどそれでいて力強さもある声質です。繰り返し聴いてうちに耳から離れなくなっちゃいました(^_^;)この曲はヒンメルに対する秘めた想いをフリーレンに代わってストレートに伝えているように思います。感情を素直に表現できないフリーレンなら決して口に出さない(出せない)言葉ですね。とても素敵な歌詞ですが、下記がその一節です。

ほら この目じゃなければ見えなかったものが どうして? 溢れてく 
だからもう一度生まれ変わろうとも また私はここを選ぶんだろう
だからあなたとまた巡り会ったら もう離さない 今を選ぶんだろう

milet「Anytime Anywhere」
ミレイ Anytime Anywhere - Bing
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また余談ですが、劇中の音楽(BGM)を手がけていたのが、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の音楽を手がけたEvan Call(エバン・コール)さんでした。この方は今、気になっているNHKのドラマ「翼は戻ってこない」の音楽も担当しています。そのせいか最近、この方の名前も頭から離れなくなっています。(^^;)これから日本における久石譲さんのようになっていくのでしょうか?

ところで最近、ドラマについて書くことが多かったのですが、ドラマって最後まで見なければ、面白かったかどうかなんて解らない事に今更ながら気がつきました…。というわけで、これからは終わったもので気になったものから書いていくことにしました。(^^;)

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