転生 また自分に生まれたい Lineマンガ | ねじまき柴犬のドッグブレス

生まれ変わったら、また自分に生まれたいか?

2023年
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去年の今頃、Lineマンガにハマっていて、平日は会社から帰ってからすぐ読み始め、休日は寝起きに顔を洗ったら朝ご飯も食べず、すぐに読み始めるような生活をしていた。さすがに課金まではせず、無料で読める範囲で数本を読んでいたので、せいぜい1.2時間程度だったがその間、ひっきりなしに煙草を吸い続けていたので不健康極まりない生活をしていた。

それですっかり体調を崩してしまったので今は、Lineマンガも煙草もすっぱりやめている。その時間を使ってブログを書いているような感じなので、まぁこれも健康的かどうかはわからないけど(^^;)でも少なくとも生産的かつ前向きな活動に移行したんじゃないかなとは思っている。

ところで、Lineマンガを読んでいて人気作品に下記の共通点が多いような気がした。

  • 転生もの
    1度目の人生で悲惨な死に方をして2度目の人生では中世のお姫様などに生まれ変わり、恵まれた美貌と環境を与えられる。そして前世での経験値を生かして世界を変えて行く。
  • 勧善懲悪もの
    いじめられっ子が様々な特訓を受けて強くなり、いじめっ子に復讐をする。キャラ変する課程が現実離れしていて、スピードが速い。ロープレでアイテムを手に入れるように成長していく。

この傾向から自分以外の誰かになりたいと言う願望が強くて、今の自分が好きではない人が多いのかなと思ってしまった。実際にWEBのアンケートでもこんな結果だったようだ。

※引用
対象:首都圏在住の30~59歳までの男女
生まれ変わって、また自分に生まれ変わりたいと思った人:36%
自分には生まれ変わりたくないと思った人:64%
※6割以上の男女が自分には生まれ変わりたくないと考えている。

・生まれ変わったら自分に生まれたい理由
「今の自分の人生が幸せだから、また自分に生まれたい」
「スタイルも容姿も抜群ではないけれど、それでも自分のことは嫌いじゃない」等。
※自分の欠点も受け入れて、それでも前向きに人生を謳歌したいという心理が強い

・自分に生まれ変わりたくないと思った人の理由
「健康な体で生まれてきたかった」、「頭の良い人に生まれたかった」
「才色兼備な人に生まれ変わって楽しい人生を送りたい」等
※現実で求めている願望が叶わずに、自分には生まれ変わりたくないと考えている。

では、僕の場合はどうかというとやはり、自分以外の人間に生まれたいと思ってしまう。感情のコントロールが難しくて、しょっちゅうトラブルを起しているし、注意力が散漫になることもあり、それで私生活でも仕事でもミスをして、ダメージを受けている。車で言えばステアリングが軽すぎてコントロールしづらい。まっすぐに走ることができずにあちこちにぶつけてる。またアクセルが敏感すぎてなかなか踏み込めない。ブレーキも同時に踏まないといけないくらいなので燃費も悪いし、ブレーキパッドみたいなパーツも頻繁に交換が必要だ。

車なら修理をしてパーツを交換したり、いっそ買い換えたり出来るが人間はそうはいかない。当然、才能がありルックスが良く、経済的にも恵まれた環境で生まれたいとも思うが、それ以前にセルフコントロールが負担なく自然にできる人間に生まれて、ダメージの少ない人生が送れたらとつくづく思ってしまう。

話は変わるけど、兄と実家の片付けをしているときに、ふとつぶやかれた。
「人間はしんどいよ。生まれ変わるなら人間以外が良い。」
兄は僕と違って、離婚もしていないし子供も3人いる。それでも僕と同じような事を考えているので少し驚いた。家庭円満かどうかは知らないが、自分で自分の事を発達障害だと言っているので多分そういうことなんだろう。兄は、この前亡くなった母や上の兄の事も発達障害と言っているから少し偏見が多い気もしたが、残念ながら僕も客観的に考えて、家族のそれぞれの性格に問題があり、遺伝的な要素があることは否定できない気がしている。

ここまで暗い話になってしまったので、最後に少しだけ明るい話をしたい。僕は自分以外の人間に生まれたいと思ってはいるが、根本的に今の自分という人間は嫌いではない。だから次に自分に生まれ変わっても良いとは思うけど、すぐそばにバックトューザフューチャーに出てくるドクのような存在がいてくれたらなと思う。僕が道を誤りそうになったらアドバイスをしてくれる。それでいて上下関係のない友達だ。甘えかもしれないけど、僕と言う人間が平穏に生きていくには、そういう存在が必要だったんじゃないかと今更ながら感じている。

また話は変わるけど、テレビで「生まれ変わったら何になりたいか?」と言うインタビューをしている番組を見た時に、70才以上の人は、また自分に生まれたいと言う人の方の比率が高かった。理由としては、今の自分でないと今の家族や友人に巡り会えなかったからというものが多かったと思う。世代間ギャップも感じたが、これは心底羨ましいと思った次第。

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