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ハートに火を点けて 後書きのようなもの 2023/6/26

2023年
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柴犬です。こんばんは。ようやく長編小説を書き終えたので偉そーですが、後書きのような物を書かせていただきます。(_ _)とりあえず書き終わってようやく解放されたという感じがしてます。なにしろ小説を書いている間は、毎日変な夢ばかり見て、まともに睡眠が取れていなかったので(T_T)

ところで、この小説の初めのタイトルは「2030年煙草ロード」というもので、今回の内容とは全くかけ離れたものでした。内容としては喫煙して解雇されるところまではほぼ一緒ですが、その後は、ハローワークで知り合った人達と、ただ草野球をしながら思い切り紙巻き煙草を吸うというお話です。

煙草規制法案が出来て肩身が狭くなって、ちょっと社会からドロップアウトしたような人達が集まって、草野球をしながら煙草を吸って楽しむというような内容でした。ほのぼのとした世界観はあったのですが、残念ながらこれが読んでいて全く面白くなかったんです。そのため、これは書き直さなきゃと思い一念発起してほとんど書き下ろしました。なにしろ僕が読んでいて、面白くない物を人様が読んで面白いと思うはずもないので。

そのため、僕はこの小説を書くに当たって常に自分に「思いっきり羽目を外して遊ぼうよ、柴犬君」と語りかけていました。現実が窮屈で不自由で思い通りいかなくて退屈なものなんだから、せめて空想の世界くらいはわがままにやらせてもらおうよと。おかげでえらく疲れましたが、自分なりに満足のいくものは書けたと思っています。

また、今まで読んできた小説が本当に自分の血となり肉となって残っているの確かめてみたかったという気持ちもあります。読んでいる本は偏っているし、読書量はせいぜい月1,2冊くらいなので本当の読書家とは言えないのでしょうが、それでもインプットされたものがどこかに残っていると思いたかったんですね。また、本を読む量が増えるにつれて、どこかで「頼むから俺にも何か書かせてくれよ!」という気持ちも強くなってきたからのような気もします。

ただ小説のストーリーや、キーになったフレーズのほとんどは、会社の昼休みや散歩をしているような隙間時間に浮かんでくる事が多かったです。僕はただそれを忘れないようにメモをとって、自分宛にメールで送っていました。そのため家での作業はほとんどが、その元ネタの文脈を整えたり表現が適切かグーグルで確認したり、それにあったイラストを探して入れ替えてみたりすることがメインでした。

だから結果として、数多くの小説を読んできたのは無駄では無かったと思いますが、記憶の多くは意識領域ではなく、無意識領域に近い所に残っていたように思います。人間の身体細胞は3ヶ月で、入れ替わってしまいますが、何かに感動したり感銘を受けた記憶は頭の中のどこかには残っているものなんだなと改めて実感しました。

最後に、ご愛読いただいた皆様、コメントいただいた方、本当に長い間お付き合いいただきありがとうございました。小説の次回作はしばらく書けそうもありませんが、またエッセイやカラオケのブログは再開するつもりですので、その際は改めてよろしくお願い致します。(_ _)

ちなみに、私は本当に禁煙を始め現在半年間継続中です(^_^;)

>柴犬

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コメント

  1. より:

    リメイクする前の話を知り、以前の話は今回の作品と比べると書き直した話の方が「どうなる?」と言う部分があり、良かったと思います。前に書いたか記憶が曖昧ですが、ちょっと先の時代設定が生きていると思います。

    • いつもコメントありがとうございます。後書きに書いた通りで、「思いっきり羽目を外して遊ぼうよ。」と語りかけていると、このような話になりました。もっと遊びたかったんですが、なにしろ小説を一から書き下ろしたのは久しぶりの事だったので、今の自分にしては上出来かなと思ってます(^^;)そうそう書ける物ではないですが、出来れば小説にはまたチャレンジしたいと思っています。本当に長い間お付き合いいただきありがとうございました。(_ _)

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