夢 夢占い トイレが汚い 山田太一 | ねじまき柴犬のドッグブレス

トイレが汚い夢をしばらく見ない

2023年
Pocket

僕は数年前に、トイレが排泄物で汚れていて用を足せない夢をよく見ていた。トイレは実家に近いような家にあったが夢なのでやはりちょっと違っていた。まず2階のトイレに行くと排泄物(つまり便)が便器や床にまるでヒョウ柄のようにこびりついている。しかもかなり時間が経過しているせいか半分乾いていて、簡単には取れそうもなかった。諦めて1階のトイレに向かう。1階のトイレはなぜか今の家ではなく、小学校の頃に住んでいた家にあったものに近かった。こちらは懐かしの昭和スタイルで和式の水洗トイレだったけど、やっぱり排泄物で同じくらいように汚れていた。

それでも我慢できなくて、消去法で少しはマシだった1階のトイレを使う事にする。ただ困ったのはなぜかどのトイレにもスリッパがない事だった。幸か不幸か靴下は履いていたので、直に排泄物は足につかなかったが、それでも靴下にもつくのが嫌だから、つま先立ちでしゃがんで座る。そのうちに足がプルプル痙攣してきて、耐えられなくなって目が覚める。起きてから現実のトイレに行くと、汚れ1つなく綺麗に掃除がしてあって「ああ夢で良かった」と心から思う。そんな夢だった。

なんで、そんな夢を毎日のように見ていたのだろうか?その時はあまり気にしなかったが、ブログに書くため調べてみると夢占いでは下記のように書いてあった。

夢に出てきたトイレが汚れているのは、トラブルの起こる暗示です。人との関係性だけでなく、自身の健康にも気を付ける必要があります。また無駄遣いにも注意が必要です。あまりにトイレが汚すぎて使えずに夢が終わってしまった場合には、すでに悩み事によって押し潰されそうな状態になっているとも言われています…ただ汚いといっても、排泄物が残っている状態のトイレが夢に出てきた場合、なんと非常に珍しいとされる吉夢です。特に金運・仕事運で発展するとされているので、ぜひ新しいことにチャレンジしてみましょう!

ということだった。夢占いの通り、その頃は確かに無駄遣いをしていたような気がする。残業時間も長く手当もあったので、今の収入のおそらく1.5倍くらいあった。残業で体がキツくて、整体や鍼灸に毎週のように通っていた。スポーツジムに通ったり、ボーカルレッスンも受けて月謝も払っていたので結構散財もしていた。それでもライブにも出させてもらっていた時期で、妻と一緒にロックフェスに毎年行ったりもしていたので、忙しかったけど、確かに公私ともに充実感があった。

僕は当時、実際に実家のトイレが汚くて使いたくなかったので、それが夢に出てきたのだとしか思っていなかった。でも金運・仕事運という意味では当てはまっていた気がする。

さてそれでは今はどうかというと、トイレが汚い夢をしばらく見ていない。

実家に行く機会も減ってきたので、これからはきっとますます見なくなるだろう。あるいは自分の運気みたいなものが、変わってきたせいかもしれない。あの頃に夢占いを見ておけば、その運気を大事にして、チャンスを活かそうと思えたかもしれないが後の祭りだ。

これからはどんな夢を見ることになるのだろう?もしまた連続夢を見ることがあったら、今度は必ず夢占いを見ておこうと思う。そして新しい夢がまた吉夢であることを祈っている。

※タイトルの「トイレが汚い夢をしばらく見ない」は山田太一さんの小説「飛ぶ夢をしばらく見ない 」からいただいたものです。これは時間を逆行して生きる女性と中年男の愛の物語ですが、山田太一さんの小説の中でもかなり好きな作品です。
あらすじは、骨折で入院中に偶然会った老女が会うたびに若返っていき、やがて恋に落ちていく話です。ただ老女はやがて少女となりそして幼女へと変化して人生を逆行していきます。成人の素敵な女性の状態で若返りが止まってしまえば、単なるアンチエイジング願望のような話になっていまいますが、もっと奥の深い男と女の切ない愛と孤独を描いた物語です。素晴らしい小説に変なエッセイのタイトルを捩ってしまい失礼とは思いましたが、どうしても拝借したくなりました。(^^;)興味のある方はぜひお読みください。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村
エッセイ・随筆ランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました