もう若くない シフトチェンジ 悪あがき 侍ジャパン | ねじまき柴犬のドッグブレス

もう若くない?シフトチェンジしなきゃ…。

2023年
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昨日は兄とまた家の片付けに行った。何しろ部屋は多いし母は片付けが苦手で物を捨てられない人だったので大変だった。4時間くらい作業したけどやることが多すぎて全体像がみえず、先は長そうだ。また横浜から埼玉の春日部の家に行くまで往復で4時間もかかるので作業時間と移動時間がほぼ同じだ。これもなかなか嫌になる。

兄とはまた、母の話やら健康状態の話やらとりとめのない事を話しながら片付けをした。整理をしていると、これでもかというくらい若い頃の親や兄達や自分の写真が出てきた。母もよく撮ったものだと思ったが、特に20~30才後半くらいのまでの写真が多くて「若っけー」と思いびっくりした。

そして日常的に会っている友達や職場の同僚達はお互いに、少しづつ年を取っているのを見ているから、解らなくなっているかもしれないが、何十年も会っていなかった友達と久しぶりに会ったら、お互いにさぞや「年取ったなー」と感じるんじゃないかなと思った。

ところで帰りの電車での話。座席が一つしか空いていなかったので僕が座らせてもらうことにした。兄は川口に住んでいるので僕の方が圧倒的に遠いからだ。すると隣に座っていた女子高生に兄が席を譲られた。兄はもうすぐ60才になり白髪も混じり始めているが、見た目はそんなに老けても見えないから、意外な感じもしたが、あるいは重そうなリュックを背負っていたからかもしれない。それでも兄は苦笑いしながら、お礼を言って席を譲ってもらった。でもその時に、そろそろそういう年齢になってきたのかもしれないなと思った。

ふと今の会社で自分の仕事ぶりとか立ち振る舞いとかを振り返ってみた。同年代は数人いるが10~20才以上年が離れているメンバーがほとんどだ。それでも事務処理仕事では、若い人に負けないように必死でキーボードを叩いてPCを操作したりしている。そういう作業は当然、若い人の方が慣れているし早いが、性格的に負けず嫌いなので、ついつい張り合おうとしてしまう自分がいる。どうしても気持ちだけが若いままでいる。その感覚が抜けないから無理をして意地を張ってしまい、家に帰るとぐったりとしてしまうことが多い。

そろそろローギアにシフトチェンジが必要かもしれない。できれば、若い人にはお先にどうぞと言って先を譲る。僕はそれを見守らせてもらい、経験的に何かアドバイスできることがあればすればいい。性格的に急に変えていくのは無理だろうけど、時間をかけて少しづつ今の体力や処理能力なんかと折り合いを付けていかないといけないのだろう。

無理して若い人の話の輪の中に入ってコミュニケーションを取ろうとする必要もない。年相応の自然体で仕事をしていくのが、理想的なんだろうなと思った。ちょっと悔しくも悲しい気もするが。

話は変わるけどWBCの今年の侍ジャパンは強い。準決勝までは、大味な試合ばかりで正直面白みがないと思っていたけど、メキシコ戦は本当に最後まで目が離せなかった。以前の侍ジャパンは小技でコツコツと点を取って、それを守り抜いてなんとか勝ち上がって行く野球をしていたイメージだった。明らかにパワー負けしていたし、野球自体も面白くなかった。でも今回は全くパワーでは遜色がなかった。また以前のようなプレッシャーに負けて息苦しくなっているような様子も感じられず、伸び伸びとプレーをしているように思える。逆転勝ちが多いのも、勝ち負け以前に野球を純粋に楽しもうとしているからではないかと思った。そういう意味ではメンタル面でも成長している。

スケールは違いすぎて申し訳ないけど、侍ジャパンだって世代交代しているんだから、僕たちも年齢とともシフトチェンジしていくのは自然な流れなんだろう。

とはいえ、急にネガティブになって老け込みたくはないし、そういう扱いをされるのも嫌なので、ジムに行ったりカラオケに行ったりして、フィジカルは鍛えて悪あがきはしておきたい。ブログを書いたりして、何か自分に出来る事を探してチャレンジもしてみたい。

母が死んでからそろそろ2ヶ月なる。精神的には少しずつ落ち着いてきたので、こういうことを考えられようになったのかもしれない。

ところで、とりあえず侍ジャパンの明日の健闘を祈ってます。負けても良いからって言ったら怒られるかもしれないけど(そもそも僕は「絶対に負けられない戦い」っていうキャッチフレーズが好きではないので…)明日も、感動を与えてくれるプレーを期待しています。

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