ずっと何かしらのエピソードについて書いていたけど母が死んでこの前葬儀が終わった。まだ悲しみが癒えてはいないけど、自分の人生の不幸について振り返ってみた。
・両親が離婚した、翌月に母が何の説明もなく再婚し、義父と同居する羽目になった。
・会社が倒産した
・兄と絶縁した
・父が死んでしまった
・愛犬サリーが死んだ
・妻と離婚した
・付き合った彼女とひどい喧嘩別れをして数ヶ月間、電話やラインでなじられ続けた
・健康診断で腹部大動脈瘤があると診断された・
・数十年付き合いのあった友人と決別した
・母が死んでしまった
詳しくはプライバシーの問題もあるし思い出したくもないので書かないが、一番辛かったのは、会社、兄、父、サリーのことが重なったときだろう。この時の不幸がまさにMAXだった。
これを100%とすると妻と離婚したときが80%くらい。これは比較的円満に離婚したからだろう。彼女と別れたときが、年齢も年齢だったし、人格も否定されたし経済的な損失もあってダメージが大きくて90%くらいだったと思う。考えてみると一番辛いのは、人との死別や決別だ。死別では自分の中で大切なものが失われ、決別では自分自身の人格を否定されてきたような気がする。
今回もいろいろなことが重なった。
健康診断はショックだったし、友人との決別も辛かった。でも腹部大動脈瘤は初期段階だし、友人ともしばらくは疎遠になるだろうが関係が修復する可能性はゼロではない。母のことも申し訳ないけど心の準備ができていたから総合的には70~80%くらいだろう。僕の人生はもちろん、こんな不幸なことばかりではなかった。楽しい事だってたくさんあった。でもこんなに色んな事ばっかり起きてしまうと、もう全体としては幸せな人生は送れないんじゃないかと思う。
それでも冷静に考えてみるとまだまだ不幸な事はたくさんあったんだな、MAXではなかったんだなと思う。今日も久しぶりに会社にいって溜まっている仕事に追われている時は一時的に、今の自分の不幸な状態は忘れていた。そう思うと急に肩の力が抜けて、気が楽になった。不幸慣れしてしまったような気がしてちょっと悲しい気もするけど。でももう、分不相応な幸せは望まないから、これからはこれ以上MAXな不幸が更新されないことを祈っている。
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