VRおじさんの初恋 頑張る 活用形 | ねじまき柴犬のドッグブレス

頑張るの活用形(VRおじさん-序章-)

2024年
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人に「頑張れ」って言われる事が本当にしんどい時がある。そんな時は口に出しては言わないけど、「もう頑張ってるよ」「これ以上、頑張れないんだよ」って思う。

「もう頑張らなくていいよ。」って言われると気持ちが楽になる反面、自分が見捨てられたような、「出来ない人」と判定されたようで情けない気持ちになる。時には、ひねくれて逆に頑張ってやろうじゃないかと奮起する時すらある。

「頑張りましょう!」って言われると、同じ方向を向いている人で同レベルのスキル、モチベーションを持っている人だったら、すごく励みになる。キツいのは自分だけじゃないと思えると気持ちも楽になる。でも例えば自分より全然スキルの高い人に言われると本当にしんどい。「俺の事は放っておいて、とっとと先に行ってくれよ。」と思う。

「頑張ってるね。」と言われるとこれは素直に嬉しい。でも実はまだ余力を残していて全然頑張っていないと思っている時は、ズルをしているような後ろめたさを感じてしまう。

「頑張る」って使い方が本当に難しい。だから僕はなるべくこの言葉を人に言わないようにしている。でも代わりの言葉が思い浮かばずについつい、使ってしまうこともあるし、例えば何か小さな事でもいいからやり遂げたときに親や上司から「出来て当たり前だ!」と言われると、何で「頑張ったな!」と言ってくれないんだと期待してしまう時もある。矛盾している。

本当にしんどい時はエレカシに「さぁ頑張ろうぜ」、ブルーハーツに「頑張れって言ってやる」って言われてもとても受け入れられない。だからそういう時にはとても聴く気にはならない。

もう何も言われたくない、頼むから放っておいて欲しい、もう充分頑張ったよ、これ以上、どうすればいんだよ、そう思った時に人は「VRおじさん(おばさん)」になるのかもしれない。

次回、VRおじさんについて書こうと思っていたら、ふとこんな事を考えてしまいました。明日からの展開が楽しみです、実は今、僕はあまり頑張りたくない時なので…(^_^;)

VRおじさんの初恋
「現実世界」と「バーチャル世界」。2つの世界を行き交いながら、中年サラリーマンの初恋を描く新しい形のヒューマンドラマ人生において成功体験と言えるものが無い、中年の独身男性・直樹(野間口徹)。年下の上司...
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