自分がまだ知らない自分 無意識領域 ユング 村上春樹 | ねじまき柴犬のドッグブレス

自分がまだ知らない自分について

2023年
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最近、僕には自分という人間に対して客観的な評価をする能力が乏しいような気がしてきている。要は自分の事が根本的に解っていないんじゃないかと思うようになってきた。

例えば僕は以前に知人から「自分が天然だと解っていない天然キャラ」と言われた事があって驚いた事がある。自分としてはむしろそう言われている人の言動を面白おかしくみていたので、自分が天然キャラだという意識は全くなかった。

でも、振り返ってみると確かに思い当たるところはあった。周りと感覚的にズレていると思う事は多く、意識して抑えていたつもりでも、それをうっかり口にして笑われたりした事もあった。解る人には解るんだなと思った。これは1つの発見だった。

また僕は今、カラオケのDAMが運営しているダム友というサイトに、歌った曲を録音して公開しているけど、点数が96点を超えている曲でも「いいね」がほとんどついていない事が多い。自分が「これは会心だな!」思った歌ほど意外に評価が低い。逆に90点そこそこでも評価の高い歌もある。歌の話だからちょっとずれてしまうかもしれないけど、これも客観的な評価ができていない事が原因ではないかと思った。

経験上、自分の性格については、場合によっては友人、知人などの第三者に聞いた方がよくわかる事もあるのかもしれないと思う。ならば改めて友人、知人に「俺ってどういう人間だと思う?」と聞いてみるのも1つの手段かもしれないが、この年になるとさすがに恥ずかしくて聞けない。特に男同士では暗黙のうちにタブーになっているような事かもしれない。結婚している時に、妻に聞いておけば良かったかなとも思うが、それはそれで思いっきり引かれたかもしれないので微妙なところだ。(^^;)

とはいえ、友人、知人に聞けないなら、どうしようかと思った。

今までは過去を振り返って、自分の根っこみたいなものから本来の自分を辿って行きたいと思っていたが、そろそろ限界を感じてきた。かつての感覚を思い出すことは楽しくもあり活力を取り戻すこともできたけど、これからの方向性までは、教えてくれそうなものではなかった。それはすでに僕自身が変わりすぎてしまったからかもしれない。

そのため方法を変える必要があると思った。

自分が思いついたやりたいことはやり尽くして、すっかり燃え尽きてしまった気がしている。だからこれからは自分がまだ知らない自分に、これから何をしたいのか問いかけてみたいと思った。例えば意識と無意識領域で求めている事の不一致があり、誤った選択をしてきて今の僕の望んではいない現実を招いているとしたら、僕はもっと無意識領域について知るべきじゃなんじゃないかと思った。その手始めとしてユングの心理学書を読んでみようと思いついた。

数ある心理学の中でユングを選択したのは、心理学書について調べているうちに、僕の好きな村上春樹氏の作品もユング心理学に大きな影響を受けていることが解ったからだ。そのため、単純な発想だけれど僕もユング心理学とは相性が良いんじゃないかと思った。

意外と10ページくらい読んで見たら(-_-)゚zzz…なんて事も十分ありえるけど、(^^;)まぁ何事もやってみないと解らない。今は少しだけ、前に進めたような気がして嬉しい。

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