2025年 ある日、妻は月に帰っていった 結婚12年目のある日、妻が突然敬語を使い始めた。若返っていく妻、遠ざかる記憶。かぐや姫をモチーフにした、切なくて不思議な夫婦の物語。村上春樹風の文体で描く現代ファンタジー短編小説。 2025.10.11 2025年小説
2025年 俊春(としはる)ー橋の上の仙人- 後編 終電を逃した夜、橋の上で出会った不思議な男。「もう一度、大学生に戻ってみないか?」何度人生をやり直しても変わらない自分。それでも最後に見つけた答えとは。現代を生きる若者の葛藤を描いた7,000字の短編小説。 2025.10.06 2025年小説
2025年 俊春(としはる)ー橋の上の仙人- 前編 終電を逃した夜、橋の上で出会った不思議な男。「もう一度、大学生に戻ってみないか?」何度人生をやり直しても変わらない自分。それでも最後に見つけた答えとは。現代を生きる若者の葛藤を描いた7,000字の短編小説。 2025.10.06 2025年小説
2025年 ピース(断片)を探して(中編2+最終章) 乗降客の多い駅で目覚めたタダノが出会ったのは、不思議な言葉と優しさを持つオカダだった。心理学の本を読みながら語りかけてくる彼女と、過去の記憶と繋がる瞬間。粉雪の降る街で、孤独と温かさ、心の欠片が繋がるひとときを描いた感動の短編小説。 2025.03.23 2025年小説
2025年 ハートに火を灯けて-2017年 秋 サキ- 大学の講義をサボって屋上で過ごす主人公と、真面目な彼女・サキとの切なく美しい日々。煙草の煙、秋の陽射し、そして約束を破った夜の別れ——スタジオジブリ風の世界観で描く、心に残る青春の物語。 2025.03.20 2025年小説
2024年 王妃のための失われた王国19-エピローグ- 王妃の物語が完成してから、季節は瞬く間に過ぎていった。新しい年を迎え、母の1周忌も無事に終わり、僕の中で母に対して抱えていた様々な想いは徐々に薄れていった。母の事を考える時間は減り、家族の間でも話題になる事は少なくなっていった。故人というも... 2024.01.28 2024年小説
2024年 王妃のための失われた王国18-母の死と融和- 母が危篤になったと兄から電話があったのは、お正月休みが過ぎてすぐのことだった。僕は、ちょうど会社に行く準備をしている所だった。「シュン、いよいよあの人が危ないそうだ。すぐ来られるか?」「ああ、ちょうど出勤前で出かける準備をしていたから1時間... 2024.01.14 2024年小説
2024年 王妃のための失われた王国17-復興、そして同窓会- 王妃が国政に復帰してから、また数年が過ぎた。王妃は今では皇太后と呼ばれるようになっていた。皇太后はかつての経験と持ち前の行動力で手腕を発揮して、国王ヒソップをサポートして様々な問題点をクリアしていった。混乱を極めていた国内の情勢は徐々に落ち... 2024.01.08 2024年小説
2024年 王妃のための失われた王国16-親子の和解- 母が聞きたかった曲は、思った通り島倉千代子の「この世の花」だった。母は僕がカセットテープを持って行くと、毎日のように聞くようになった。兄が気を利かせダビングをして、その曲だけが何度も繰り返されるテープを作ってあげると母はとても喜んでいた。母... 2024.01.06 2024年小説
2024年 王妃のための失われた王国15-この世の花- 王妃の物語を再び書き始めてから、アリゼが頻繁に夢に出てくるようになった。彼はいつも夢の中で「シュン、僕の母様はいつになったら幸せになるんだい?約束が違うじゃないか。」そう言っていた。そのたびに僕は「これからなんだよ。物事には順序がある。ある... 2024.01.01 2024年小説