移住先探し 実家 埼玉県春日部市 埼玉県さいたま市緑区 川崎市多摩区 過去に自分が住んでいた場所 一人旅 GW | ねじまき柴犬のドッグブレス

移住先を探して…その2

2024年
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GW後半の初日に、過去に自分が住んでいた場所を巡ってみました。

■行ってみた場所
1.小学校から高校まで住んだ実家(一部大学生の頃まで) 
 埼玉県春日部市
2.転職先が決まって結婚してから約10年間住んだマンション
 埼玉県さいたま市緑区
3.大学卒業後、就職してから約10年間住んだアパート 
 川崎市多摩区

■乗り継いだ電車
東横線、地下鉄日比谷線、東武スカイツリーライン、JR武蔵野線、JR南武線

まず向かったのは埼玉の実家があった場所。母の介護をしていた2年前は週1で往復5時間かけて通っていましたが、母が亡くなってからは1年ぶりくらいでした。それほど月日は経っていなかったのですが、駅に降り立ったときは不思議と懐かしさがこみあげてきました。1周期の時に兄からは土地が売れ、家は解体したと知らされていたので空き地を想像していましたが、行ってみるとすでに建売住宅があり展示場になっていました。唖然としました…。たかが1年足らずでこんな事になっていようとは…。(>_<)

そのため少しは感慨に耽ろうと思っていましたが、そういう気分にもならず足早に立ち去りましたが、駅まで戻る途中、子供の頃によく缶蹴りや草野球をして遊んだ公園に立ち寄ったり、小学校の頃に仲の良かった友達の家の前を通ったりしました。(子供の頃は結構友達がいたんです(T_T))我ながらよく覚えていたと思いますが、意外に表札の変わっていない家が多かったので、まだ住んでいるのかと驚きました。もし、ばったり出会ったら何を話そうかとハラハラしていましたが誰にも会わず、ホッとしましたが…(^^;)下記が立ち寄った公園です。ちなみに遊んでいる子供は全くいませんでした…。

ちなみに実家があった場所は比較的栄えている春日部駅から2駅くらい離れていて、しかも駅からは徒歩15分ほどかかるので、驚くほど閑散で退屈なところです。一番長く住んだ場所なので(特に幼少期)感じたかった空気感はありましたが、やはり住みたいところではないなと思いました。何よりも実家が跡形も無くなっていたので、ああ、こことは完全に縁が切れてしまったんだなと諦めもつきました。

それから、結婚してすぐに住み始めたマンションのある駅まで行ってみましたが、ここはまだほとんど変わらずに残っていました。建物の写真を撮ってから、元妻と一緒に週末によく散歩した川沿いにある遊歩道を歩いてみました。木がたくさん生い茂っていて、木陰が多く初夏の涼しい風はとても気持ち良かったし、当時、妻と一緒に川にいる鴨にパンくずをあげていた事なんかも思い出したのですが、不思議と懐かしさは感じませんでした。確か、離婚した直後に来たこともあって、その時は懐かしさがこみ上げてきたのですが、その感覚が不思議なほど消えていました。当たり前ですが人の気持ちは年月とともに変化するものなんですね。僕の中では、すでに終わってしまった場所になってしまったというのが正直なところです。そのため写真を撮りたい気分にもなりませんでした…。

最後に順番は前後しますが、結婚する前、大学卒業後に約10年間住んだアパートのある場所まで行ってみました。ここにいたときは、転職を繰り返しフリーター生活も何年か経験しました。いわば試行錯誤して生きていた頃です。街はこじんまりしているのですが、私鉄とJRの乗り継ぎができるターミナル駅で人の往来が多い場所です。少し歩くと多摩川もありよく散歩に行ったり、当時は若かったので土手でジョギングをしたりしていました。

ただ、僕の住んでいたアパートは見事に取り壊され跡形もありませんでした。本当にここだったかなと思い道に迷ったくらいです。ここで感じた事は全くの無味乾燥でした。懐かしいという以前にそもそもよく覚えていない、いや記憶はあるけれども住んでいたという感覚自体残っていない。ただ人が多くてゴチャゴチャしていて落ち着かない。訪れた場所の中では一番、印象が薄い所でした。

おまけにそこまで歩きすぎたせいか、駅までの帰り道になんと足が攣りそうになりました。せっかくの聖地巡礼(?)なのでおしゃれをして、新品のアドミラル のスニーカーを卸したのですが、思いのほか重くて負担になっていたのかもしれないです。(>_<)もちろん、僕の体力が落ちているということもありますが…

という訳でその日は旅は全くの徒労に終わりました。(T_T)ただ、それでも行ってみて良かったと思っています。もうそこには、僕が求めているような空気感は何もないという事が解っただけでも収穫だったので。

これが柴犬の移住先を探す旅の2日目の出来事だった…。「○の国から」風の終わり方で締めさせていただきます。(古っ!)3日目に続きます。(^^;)

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